- 大阪エンタテーメント発祥の地「味園」とは
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大阪エンタテーメント発祥の地「味園」とは
1956年に建設され、当時としてはモダンで高級感のある外観が評判を呼び、高度経済成長期の好景気も手伝ってかビル内のキャバレー、スナック、ダンスホール、宴会場、サウナは連日の大繁盛をおさめた。1970年代にはインパクトの強いCM放映により関西圏で知名度を強めていった。その後も1980年代のバブル経済期まではミナミ、千日前の歓楽街を代表する存在だったが1990年代半ばから低迷。一時期は2階テナントフロアの大半が空き物件という状況になったが、2004年に運営会社の方針でテナント料を大幅に下げ、若いオーナーが中心のバーや飲食店を誘致。東京の新宿ゴールデン街と並んで日本のサブカルチャー、アンダーグラウンド文化の発信地としても注目されるようになった。かつてはキャバレー「ユニバース」もあったが、2011年3月15日に営業を終了し、貸ホールになっている。
①60年の歴史
1956年建設当時、モダンで高級感のある外観が評判を呼び、高度経済成長期の中、ビル内のキャバレー、スナック、ダンスホール、宴会場、サウナは連日大繁盛をおさめ、ダンスホールの専属歌手には、後に日本レコード大賞受賞、NHK紅白歌合戦連続出場の大物歌手が所属していました。
②味園の知名度
ミナミ、千日前の歓楽街を代表する存在で、地元大阪の様々な年代から50年以上にわたり、愛されてきました。1970年代にはインパクトの強いCM放映により、関西圏での知名度は、老若男女を問わず群を抜いています。
③映画化で話題に
最近は、日本のサブカルチャー、アンダーグラウンド文化の発信地としても注目されるようになり、若者から「大阪ミナミの魔窟」とも呼ばれ人気を博しています。昨年、当ビルB1のユニバースを舞台とした、渋谷すばる(関ジャニ∞)の主演映画『味園ユニバース』が公開されました。